S&P500の4606。まだ買う?

ナスダック・NYダウ・S&P500

S&P500が4606達成!♪

ついに、SP500も目標達成しましたね。

現在、週足終値で4606を少し越えたところ。ここまで伸びたのはありがたいとはいえ、今回のテーマは「まだS&P500を買っていいの?」です。

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→結果、この記事の後下落しました。4200まで。

目標値をチェック!

SP500の日足

年の目標値です。4274の目標値から跳ねたので、4606まで到達しました。

4366から跳ねたと仮定したら4801が目標値となります。

値位置だけで考える時、基本的にはこれだけ。どこで跳ねるのか?どこまで行くのか?

そしてこれ以上(4801以外には)、直近で目指せる値位置がありません。

トレードは良いとして、積立投資どうすんの?

そこで、こんな疑問が浮かぶわけです。

S&P500というと、日本でも人気の投資先です。積立やスポットでとにかく米国が強い!だからただ買っておけば良いだろうと。

これまでの統計として、下がったら買う、下がったら買う。で、間違いない。今後もそうだ。

しかしそれは下落の期間を本当に耐え得るのであれば、という条件が付くと思うのですね。

よくあるチャート例が頭に浮かぶのです。

よくあるチャート例 金月足

先程のSP500は日足でしたが月足ではこの金チャート(月足)の左側と同じ形です。ただ上がっていただけ。

最近ではビットコインがこれと同じ形になっています。

暴騰後に大幅な下落があり、随分トレーダーを苦しめてから・・ようやく上昇して高値を超えました。

今の米国株価指数は、もしもチャート形状のパターンが共通するものだと仮定すればですが、下落を危惧せざるを得ない形状ではないでしょうか。

そこで、S&P500の月足を他の手法で分析してみました。

S&P500の月足チャートと目標値

SP500の月足

2020年の安値からの上昇目標が4606です。そして、ついに到達しました。

甘めに見ると4763~4800ポイントあたりまでの上昇です。

フィボナッチリトレースメントの理論的には5676の前に、3000ポイント台。少なくとも3537。
原則としては3167へ下落する可能性が高く、3000台への下落前に5676には到達しないという事になります。

まあ、今回ちょっと上げすぎたのでね。2020年3月安値2183。そして今4600。

理由は金融政策によるものが大きい。その低金利もお金のばらまきも米国が縮小して行くと発表している状況です。

2022年どうなる?

年末年始はニュースがなければ、順調に上げ続けるというのがいつものアメリカですが、ちょっと気を付けましょう、という記事でした。FRB関連のニュースや議長の発言には注意しておいた方が良さそうです。

最終的に5000台後半や6000ポイントに行くとしても、その前に3000ポイント近くまで下落しなければチャート形状としては変ですからね。

それがあったとしても底値から20~30%程度の下落に過ぎません。

金やビットコインの例を考えると、その後の上昇には下落が必須だとも言えます。これまで何度もあったバブルの崩壊。それがまだ直近10年、アメリカの株価指数月足チャートには訪れていないので、浮かれていても数年以内にはやって来るのでしょう。

コロナショックからの反発は回復が早すぎるので、チャート形状としては、もう少し吐き気をもよおすような下落が来ないと笑、変だとは思いますね。

個人的な見解なので、気に触ったらすみません。ご容赦下さい。

最後にもう一度、裸の月足チャートを載せておきます。

SP500 月足

まとめ

いつもの年末相場は良いとしても、長期的に見ると金相場が昔そうであったように、

よくあるチャート例 金月足

そう。この時と似ているように思います。あの時の金(6年前)は50%の下落でした。

そこまでは下落しないとしても、数年以内に2・3割は下落しないと、もう月足が直線(笑)です。

そして、テーパリングと利上げを始めるとFRBが言っているわけだから、

テーパリング→利上げ→株価調整→新たなスタートへ。

となっても不思議なく

だから2022年、2023年は気を付ける必要があるのではないでしょうか。そのような話でした。

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