FXのやり方として1つの方法が天底を取る逆張りトレード。
FXは、株価指数(NYダウや日経平均など)と比べて一方的に値が伸びるというより、一回一回戻りやすい。そのため、特にFXで有効な手がこの「フィボナッチで天底を取る」という逆張りトレードです。今日はこの方法についてご説明します。 ちなみに私は10年近くこのフィボナッチを教えて来ましたので、誰よりもフィボナッチについて熟知しています。フィボナッチ関連の本も2冊出しており、おそらく日本国内のトレードにおけるフィボナッチ研究では第一人者と言えます。日本ではフィボナッチの研究がほとんど進んでおらず、それまでフィボナッチの本すらほとんどありませんでした。 このフィボナッチの使い方をマスターすると、「天底を取る」という事はいとも簡単に出来ます。もしも一日チャートに張り付いていたとすると、見ている間に出た天底はほぼ全て取る事も可能です。順張り派の方には馴染まないかも知れませんが(笑)。フィボナッチの概要
フィボナッチには幾つものツールがあります。リトレースメント、チャネル、エクスパンション、ファン、アーク、タイムゾーンなど。まだまだオリジナルのトレード手法を含めると無数にあります。例えば、同じリトレースメントにしてもどう使うかで全く変わって来ます。 フィボナッチの使い方を極めたい方は是非読んでみて下さい 。当ブログはフィボナッチとギャンを専門に教えているスリースタータードットジェーピーが運営しています。FXのやり方①天底を取るトレードの例
2021年2月19日のドル円とユーロドルでご説明します。まず、このチャートはユーロドルの1時間足ですが、この前の値動きは、ホームページの記事として書きましたので宜しければご覧下さい。↓ フィボナッチ エクスパンションの引き方 そのようなわけで天井から売って、この日は下落して来た底値で買っています。現在は上昇していますので安心して良いところです。なお、この場合は戻るので天井からの売りは全て利食いしてあります。では天底で買うコツです。
- コツ① 指値で買う。…天底が分かれば簡単!
- コツ② 利食いは分割で!
- コツ③ 反対売買で利食いする。
信用取引とは? 信用取引とは、現金や株式を担保として証券会社に預けて証券会社からお金を借りて株式を買ったり、株券を借りてそれを売ったりする取引のことです。最大預けた担保の評価額の約3.3倍まで株式の取引ができます。(楽天証券より)
CFD(シーエフディー) CFDは株価指数や商品先物などをほぼ24時間取引出来る金融商品です。「contract for difference」の略で「差金決済取引」という意味。手数料も少なく、デイトレードなどの短期トレードにおいても取引しやすいのがこのCFDです!
両建て・・・りょうだて。買いと売りを同時に行う(買いと売りのポジションを同時に持つ)事。
キャピタルゲインとインカムゲイン・・・キャピタルゲインとは値幅の差で得た利益のこと。インカムゲインは配当(株)や分配金(投資信託の場合)などのこと。FXならスワップポイント(金利差による差益)がインカムゲインにあたる。
指値を使って『両建て』する事で利食いとする = 天底が取れる。
両建てなら他のトレードスタイルと比べて安全面を重視したスタイル、かつ一番有利な値位置で買うことが可能です。買いながら売っているので実質、リスクはありません。もちろん、同じ枚数なら笑。 では続きを見てみましょう笑。ご説明のための実際の相場なので、進捗はゆっくりですが、ここからは巻いて行きますね。FXのやり方②天底を取るトレード例{続き-ユーロドル}
なぜ、この場合は上昇するのか?が分かっていなければ、満足の行く売買は出来ません。この日は金曜日だったのですが、その週はフィボナッチファンの上で始まりました。よって、週末に向けて値を戻して、フィボナッチファンよりも上で終わろうとする。このような想定になったわけです。 よって、売りは全て利食い(利益確定)して買いのみに切り替え、上昇したところに幾つも売りの指値を置いた、という事です。ただその前にまず、なぜここが底になるのか?をご説明する必要があります。なぜ天底が出来るのか?
天底が出来る理由、つまりチャートが折り返す理由は多くの場合、『目標値へ到達したから。』というものがほとんどです。 誰かが売っています。だから下落していますが、下落して出た利益をどこで確保する(利食いする)のでしょうか? この点をよくお考え頂ければ、目標値で折り返す理由が理解できるはずです。天底を取るコツ(イージーモード) – ユーロドル4時間足
簡単に天底を取る方法をお伝えしておきます。指値を複数に分けて、細かい枚数で沢山仕掛けておく事です。その時、チャートを見ていられたのなら丁度のところで枚数を増やしますが、天底は長い値動きの連続の中でほんの一瞬です。 これが天底を取るのは難しいと思われる原因ですが(かなり低確率だと思われている)、何度も申し上げている通り、私は毎日でも天底を取る事が出来ますよ。 ※これは自慢ではなく、当たり前の事なので確認しておきます。トレーダーには順張り派(トレンドを追う人)と逆張り派(折り返しを狙う人)の2種類がおり、逆張り派のトレーダーは基本的に天底が取れます。 大体天底になる時間帯と値位置が分かるのでタイミングでチャートを見て正確な値位置でエントリーしますが、その前段階ではこのチャートのように沢山の仕掛けを施してあります。これがFXとCFDの良いところの2つ目。MT4チャートでは、沢山の指値を買いでも売りでも好きなだけ置いておく事が出来ます! 指値を置くのにお金は要りません。もちろん1枚も買えないなら指値も置けませんが(笑)、必要証拠金を一切使わずに”指値なら”置けます。 EA(自動売買)でなければチャートをずっと見ておかなければならないと思われているかも知れませんが、実はそうではなく、指値と逆指値をどこに置くか?が最も重要なトレードの作業です。半自動売買(笑)のようなものですね。順張りと逆張りの違い 順張り(じゅんばり)派のトレーダーは、大きな流れ(トレンドと言う)を狙います。逆張り(ぎゃくばり)派のトレーダーは相場の折り返し(天底)・押し目・戻り売りを狙います。
押し目買い・・・おしめ。伸びた相場が一旦戻り、安い値段を付けてから上昇して行く時にその安い値段で買うこと。
戻り売り・・・下落中の相場が一旦戻り、高い値段を付けてから下落して行く時にその高い値段で”売る”こと。
指値・・・さしね。予め決めた値段で買う設定をしておく事。「今より安い値段で買いたい」時などに利用する。
成り行き・・・なりゆき。チャートを見ているリアルタイムで注文する事。
逆指値・・・ぎゃくさしね。今より下がった時に、損失を決定する値段を決めておく事。または「今より高い値段になったら買う」設定をしておく事。
FXのやり方③天底を取るトレード例{ドル円}
ドル円もホームページの方でこの前の売買を書きましたので、宜しければ御覧下さい。 フィボナッチ エクスパンションの引き方 ※追記;記事が分かりにくかったため、内容変更になりました。エクスパンションの引き方の説明が分かり易くなりました 😛 のでご覧下さい。 この日足チャートのドル円の押し目になった安値で買い、天井で売り。現在は「天井で買いポジションを決済し、3日間下落して来た安値でまた買った」ところです。利益を最大化出来ますので(というよりも、枚数を変化させなければ利益にはなりません)、目標値へ到達したのなら利益を確保すべきです。 安全にFXをやるのなら、枚数の変化を10 0(じゅうぜろ)ではなく6 4であったり、3 7という割合で変えて行く事をオススメします。 一発で勝負を決めようとか、最大限の利益を出したい、とか、そういう調子に乗った考え方は本当にやめた方が良いと思います。相場はどう動くか分からないのだから。分割利食いのメリット・・・分割で決済する事で、利益確定のポイントを分ける事が出来ます。『利食いし損ねた』『利食いが早かった!』という利食いの失敗を減らす事が可能です。