フィボナッチとギャンの違いをシンプルに解説!
こんにちは。スリースタータードットジェーピーの大野です。私はフィボナッチとギャンの専門家なので両方を教えていますが、フィボナッチとギャンでは大きく考え方が異なります。
ギャンの概要
ギャンのツールにはギャングリッドやギャンボックスやギャンスクエアなどもありますが、
ギャンファンとギャンリトレースメントが基本となります。
フィボナッチとギャンて何?
ライントレードのツールです。トレードにはインジケーターで平均値などを算出して傾向を見るタイプと、水平線やトレンドラインなどの目標値や支持線を参考に売買するタイプがあります。後者をライントレードと言います。そのライントレードの中の最高峰が「フィボナッチ」と「ギャン」です。
過去の高値安値にただ水平線を引いたり、安値をつないでトレンドライン引くという単純なライントレード(笑)では到底分かり得ない値動きのヒントも分かるのがそれらのツールなのです。
多くのトレーダーには見えていないライン(単純なラインは当然皆が引ける)。そして、一番機能するラインでもあります。
ハードル上げるねえ
日経平均株価で見てみましょう。
ギャンファン・ギャンリトレースメント・ギャンスクエア
次のチャートがギャンです。
このチャートはTradingviewのものです。ギャンの分析の一部を解説したものなので、正確とも言えませんが一つの考え方です。と言うのも、さらに大きな値動きを考えた時には31700円辺りがより大きな意味を持つラインであり、今の値位置は中途半端な値位置ではあります。しかし取り敢えず、この上昇だけを見て考えてみましょう!
日経平均の最高値は39260円であり、下落からの戻しが発生しているのが今。そして、31700円が次のラインであり、この前は27000円でした。今の29700円レートは途中の値位置という訳です。
ギャンスクエアは面白い!
緑の枠みたいなツールがギャンスクエアです。ギャンスクエアはMT4にはなく、Tradingviewにはあります。
ファンとアーク(円弧)とギャンボックスのような縦横のラインが一度に引けるツールで、一つの引き方としてこのやり方を推奨しています。ただ、このツールに関してはまだ検証段階です。第一弾として引き方を教えた動画は「ギャンリトレースメント+ファン応用」という動画です。ホームページ記事で閲覧出来ます。
ギャンスクエアのボックスの上辺にいますね。通常、後々は機能するのですがはみ出してからの事が多いため、完璧に上昇を止めるものではないのです。しかし、一つのポイントではある事は確か※。
※追記…3万円付近から数か月間下落しました。
ギャンリトレースメントは戻りを見るもの
ギャンリトレースメントはフィボナッチリトレースメントの数値を変更する事で表示出来るチャートシステムが多いです。昔流行っていたチャートmarket scopeでは単体で存在していましたが、今はフィボナッチにプラスしてギャンの比率を出すのが主流です。
上の日経チャートで見ると、今の高値から戻るなら2つ参考にすべき値位置がある事が分かります。最高値を30732円と仮定すると → 27765円 → 25130円
ポイントは今の高値を最高値と仮定すると、という部分です。高値を越えればまた変わります。しかし、このまま押し目を付けに戻ればそれらの数値が活きてきます。
問題は、さて「何の数値」を設定するのか?また、各数値が持つ「意味合い」は何でしょう?という事でしょう。
詳しくはギャン大事典をご覧下さい。
※ギャンファンの引き方にも、ギャンリトレースメントの引き方や使い方にもコツがあります。そしてこれらは、一般に広めようというわけではなく、会員様にだけ使ってほしいテクニックなので教材にしています。一般向けのテクニックはもちろん無料で教えています。こちら
ギャンファンは押し目と方向を表す
もう一度先ほどのチャートを出しておきます。クリックすると拡大出来ます。
ギャンファンは斜めのライン。押し目になっているのが分かりますか?ほぼ全ての押し目はギャンファンでした。3回大きな押し目がありますよ。
ギャンファンは引き方が3つあります。この事をもう10年近く話していますが、3つの引き方の内、私が開発した『オリジナルの引き方』がピカイチで使えます。黒い方のギャンファンがオリジナル。緑は基本の引き方。もう一つあるので、どれも引けると良いですね。
ギャンのまとめ
というわけで、ギャンのツールには「ギャンスクエア」「ギャンリトレースメント」「ギャンファン」があり、ギャン大事典ではその他に「ギャングリッド」も教えています。
元々、このギャンスクエアはMT4などTradingview以外のチャートシステムに無かったので、使おうという考えには当時至りませんでしたが、最近使えるかも?と思い、追加で特典動画を作成しました。次のものです。
ギャン大事典の特典動画
ギャンについて詳しくはホームページで!
フィボナッチのテクニックの一つ。
では、フィボナッチの手法でも日経平均を見てみましょう。フィボナッチの手法は沢山あるので、一度にはご紹介しきれません。
フィボナッチの基本はリトレースメントで。さらにフィルターを付け加えるというのがオススメ!
上の動画ではファンをフィルターにする方法をご説明しましたが、今回はチャネルをフィルターにする手法です。
※追記・・・このチャネルを割れた後、数か月間下落しました。チャネルというフィルターを割れると下落しやすくなります。そのため、再度チャネルに乗らない限り、割れた時点で利食いしてしまっても良いでしょう。
そして、目標値のフィボナッチリトレースメントで利食いします。丁度このチャートに見えている水平線で!この手法は次のものです。
「値動きのルール」シリーズでは一つか二つだけを集中して教えています。あまり多くを知り過ぎない方がパフォーマンスが上がるという方も実際多いと思います。シンプルなトレード手法を続けていくのが勝利の秘訣です。
関連記事
今回はギャンを中心にご説明しましたが、フィボナッチのトレードについては次の記事などをご参考にして下さい。