投資家とトレーダーの一番大きな違いに気が付きました!
こんにちは。スリースタータードットジェーピーの大野です。これまでトレーダーとして数千人の方へ、ライントレードを教えて来ました。
しかし、2024年~新NISA制度が実施されます。
生涯投資枠が1800万円と大きいため、会員様の中にも「投資信託を始めよう」「ETFを始めよう」とお考え中の方もおられるでしょう。
そこで、新NISA開始までの間、「トレーダー向けの考え方」をシェアしたいと思います。→投資家とトレーダーの違いは何か?トレーダーとして、どうNISAと向き合うべきか。このNISA制度を我々の得意分野に引き込む方法はないのか?など。
新!投資戦略コラム第一回目です。
投資家は資金曲線に夢を見て、トレーダーは自己成長に夢を描く。
最近、投資家とトレーダーを分けている傾向について、面白い事に気が付いてしまいました。
投資家とトレーダーというと、長期保有が投資家で、短期売買がトレーダーとか。または、企業の価値に賭けるのが投資家で、テクニカル分析に賭けるのがトレーダーのようにお考えかも知れません。
しかし、根本的に人種が違う!事に気が付きました。
≪注意≫本物の投資家の場合は少し異なります(この点については次の回で必ず)。新NISAが始まると、おそらく世に溢れるであろう「エセ投資家とトレーダーの比較」ストーリーです。※少し言い方が悪いですがご容赦下さい。この言い方が一番マイルドかつ的確です。
投資家の傾向。資金曲線に夢を描く。
『複利運用で10年ごとに倍々ゲームや(にゃ)!』というお気楽な頭のハッピー野郎を、謎のにゃんこ(本物の投資家役)がいぶかしげに見つめる
という図です。
2024年からはこういう人物の数が増大するでしょう。怖いです。
まず言っておきますが、そんなに甘くないです。
「ギャンブル的要素が含まれる」投資スタイルであれば、複利というか、(笑)それはただのギャンブルです。
例えば、『S&P500に連動する投資信託一本でOK!』という考え方。ノーポートフォリオ。
暴落時のショック吸収なし!ワオ
これはギャンブルです。
S&Pが上昇したら儲かり、下落したら損する。それだけ。
確率50%なだけマシですが(笑)。
「債券投資で安定的運用」。端的に言えば、これは複利運用です。
安定的に決められた金利がもらえる事が確定しているから。
その利息(クーポン)をまた次回再投資して行く、という事であれば複利運用の完成。
ボラティリティの大きな株価指数の上げ下げ一本で勝負するのは、債券よりリスクが大きいわけですから当然勝った時のリターンも大きいですが、負けた時のダメージも大きい。
やるなら債券と株価指数を組み合わせたり、少しでも暴落時のショックを軽減出来て、毎年決まった利息や分配金をもらえるような組み合わせ(ポートフォリオ)をバランスよく決めた上で始めるべきでしょう。
ただ、私は投資家ではなく、そしてこれを読んでいる皆さんも、トレーダーなので
「投資家とトレーダー」を比較したいと思います。
トレーダーとはどういう人種でしょうか。
トレーダーの流儀は「鍛錬」。
トレーダーは「自己鍛錬」の人です。
自らを律し、勤勉であり、身の程を知り、そして成長する。
「朝起きたら瞑想する」レベルに達したトレーダーも存在するでしょう。
スリースタータードットジェーピーの会員様であれば、
一か月間もメール講座を読んで勉強したり、お金を出してライントレードについて勉強したりしているわけですから、間違いなく勤勉である事を自負して頂きたい。
『相場の値動きを全て理解する事など、到底無理だ』と理解しながらも、
少しでも値動きの意味を知りたい!という強い欲求から
学習し、チャートを分析し、自分のトレードを反省し、次の成長の糧とする。
剣の素振りのように、検証に次ぐ検証。土日返上で手法の完成を目指す。
自分が成長する事が、未来の収益に繋がる事を知っているから。
これがトレーダーです。
第一回目のまとめ;投資家とトレーダーの違い
投資家は買って、ただ『伸びないかな~』と祈ったりしますね。※本当の投資家ではない人の話
トレーダーは伸びる根拠を徹底的に探します。
- エントリー根拠はテクニカル分析であったり、市場の相関関係であったり、ファンダメンタルズ分析(金利や物価の変化など)であったり。今も勉強を続けている。
- 勝率とリスクリワードを考えて、不利なケースではチャンスであっても見送ったりする。
- 圧倒的な検証数による自分の売買ルールに対する信頼がある。
自分が成長すれば、次のチャンスで
どれだけでも利益に変えられるわけですから、
デモトレードや検証に時間を割く事を全く厭う必要はありません。
自分に厳しく、規律を守り、努力を惜しまない人がトレーダー。
もちろん、エントリーした後で『祈る』事はありません(笑)。
長くなりましたので、今回はここまで。
次回は、「暴落時の対処の違い」「本物の投資家について」です。
P.S. この記事のURLは https://3starter.com/i-vs-t1.html
investmentのinvestはよく見ると、「i vs t」?(笑)という事にも気が付きました。
※invester vs trader
それではまた。