こんばんは。大野です。ライントレーダーズ通信では毎週末に翌週の分析を「ナスダック・ドル円・日経平均」の3市場で行っています。
週替わりで特集を組んでいて、今週はドル円です。
動画「ナスダック高値越え手前でどうなる?ドル円は小レンジ、重要な値位置は?」
チャート解説ドル円(Tradingview)
詳しくは記事で読んでください。AIのGeminiさんによる要約を載せておきます。
要約:
- 最近のドル円は、チャート上の「エクスパンション」ラインに沿って動き、148.663円から下落しました。
- 今後の上昇方向では、まず147.228円が次の抵抗線となり、さらに上の149円と151.5円は、もし戻り売られた場合に長期的な大きな下落が発生する可能性のある「危ない」水準として注目されています。
- 下落方向については、145円を明確に再度割り込むか、142円の二番底を割るまではレンジ相場が続くと見られています。先月末に145円を割った経緯から、月末と夏頃に注意が必要です。
解説
ここからはこの記事独自の解説です。
先週までで米国株価指数のSQも終わり、残すは月末のNvidia決算となりました。直近ではドル円日経平均ナスダックは(規模の違いはあれど)同方向へ動こうとしていました。
- そのナスダックは目標達成。しかしライン21300を上ブレイクして週を終えた。
- 日経は重要な38000円を最後の最後で割れて終わった。
- ドル円は146円のラインを割れて終わった。
結論として、あまり良いとは言えません。
この他の市場を加味してみましょう。
- 金相場がライン3193を上ブレイクして終わった。
- 米国2年債利回りは4%を超えられずに終わった。
- ユーロドルは1.12131を割れて終わった。
以上から推察するに・・
先に米ドル、株価指数が上がって最後に下落する可能性が高いのかな?という印象です。
または素直に下落するのかも知れませんが、
金が一度3100に押し目を付けてから買われてユーロドルが1.1で買われるタイミングが近々あるはず。その時、米国株価指数とドル円と日経平均は戻り売りタイミングがやって来るのではないか。
なので月曜日様子見して、火曜日あたりに戻り売るか?そう考えていましたが、こんなニュースが入りました。
-米格付け、最上位からムーディーズが引き下げ-「安全資産」に逆風
Geminiさんの要約
提供されたブルームバーグの記事(2025年5月17日掲載)によると、米格付け会社ムーディーズ・レーティングスは、米国の長期発行体格付けおよび無担保優先債格付けを、従来の最上位「Aaa」から「Aa1」へ1段階引き下げました。
これにより、米国はフィッチ、S&Pグローバル・レーティングに続き、主要な格付け会社3社全てからトリプルA(最上位)の格付けを失ったことになります。
ムーディーズは格下げの理由として、米国の債務と財政赤字の急増に加え、歴代の米政権と議会がこれらの悪化傾向を反転させる措置で合意できなかったことを挙げています。米国の経済・財政の強さは認識しつつも、それだけでは財政指標の悪化を完全に埋め合わせられなくなったと指摘しています。
格付けの見通しについては、「安定的(ステーブル)」としています。
この発表を受けて、米国債相場は下落(利回り上昇)し、株式市場にも一時的に影響が出ました。記事では、これに先立ち米財務長官が連邦財政の持続不可能性について警告していたことにも触れています。
という事で、月曜日も注意して下さい。
今日はここまで。
週明けは気を付けて挑みましょう!