TOPIXについて
TOPIX(トピックス)は東証株価指数とも呼ばれ、東証一部上場銘柄の時価総額平均です。
TOPIXを取引するには、主にETFか投資信託を利用すると良いでしょう。
私が利用しているのはダイワ上場投信トピックス、ニッセイTOPIXインデックスファンド、そしてeMAXIS Slim 国内株式(TOPIX)です。
この記事では
インデックスを使ってトレードをする2つの方法
- 指数自体を取引する
- 指数を参考にして、関連市場を取引する
直接的に指数を買うべき2つのケース
- 個別株はどれを買って良いか分からない
- 株価が全体的に上昇して行く見込みがある
これらについてご紹介します。
インデックス投資とは?
インデックス、つまり指数を使った投資またはトレードの事です。指数というと何があるのでしょうか?
ドルインデックス、日経平均株価、TOPIX、NYダウ、S&P500、ナスダック、VIX指数など、沢山の指数がありますね。
そしてインデックスを使ってトレードをするには2つの方法があります。
- 指数自体を取引する
- 指数を参考にして、関連市場を取引する
この2つです。
例えば、ドルインデックスやVIX指数はそれ自体を取引するというよりも米ドルの方向性を見たり、現在の投資における下落リスクの大きさを見たりする方が適しているでしょう。
しかし、日経平均はそれ自体を取引するものですよね。
このようにインデックス投資には直接取引する方法と参考にする方法があります。
インデックス投資のやり方
それではインデックス投資(これは当サイトのテーマでもある)をやって行くための具体例を考えてみます。
TOPIXの場合
TOPIX(トピックス)は東証一部上場企業の時価総額平均の株価指数です。
TOPIXを買うならTOPIXの値動きに連動したETFか投資信託を買う事になりますが、次の場合に適している投資先だと言えますね。
- 個別株はどれを買って良いか分からない
- 株価が全体的に上昇して行く見込みがある
全体的な株価上げが狙えるようなシーンにおいて、TOPIXを買うのは一番簡単かつ、個々の銘柄の影響をそれほど受けないため相応しい投資先だというわけです。
「莫大な利益を望むよりも、失敗しにくい投資を行いたい!」このようなご要望があればTOPIXを買うという選択肢が日本の株式では正解かも知れません。
TOPIXを買うべき時(チャート)
2020年のコロナショック以降、順調に伸びています。このような株価指数全体が伸びているような時期には、TOPIXも買うタイミングとなります。
こちらは日足チャートでしたが、月足でも見てみましょう。
月足で見ると、持ち合い圏内からようやく高値を越えて上抜けて来たようなシーンです。
では、株価指数に連動するETFか投資信託を買う、と書きましたので
例としてETFの「1305 ダイワ投信トピックス」を見てみましょう。同じく月足です。
チャートが途中からしかありませんが、値動きは似ていますよね?TOPIXの値上がりを買いたければ、このように連動したETFを買っておけば良いという事です。
また、積み立て投資で、ETFでもない投資信託(要するに上場していない)を買うという手もあります。その場合、チャートがないかも知れませんので、TOPIX自体の値動きを見て今後の利益確定ポイントなどを判断されると良いでしょう。
私が買っているTOPIXは、上の「ダイワ投信トピックス(ETF)」と「<購入・換金手数料なし>ニッセイTOPIXインデックスファンド(投資信託)」というものです。ニッセイの方は上場していないはずですので、ETFではありません。こちらを積み立て投資で毎月買っています。
ETFのダイワ投信トピックスは昼間なら良いレートで高値で利益確定する事も可能ですが、ニッセイの投資信託は日の終値か翌日終値で利益確定となるため、急変時に対処が出来ません。しかし、積み立てというのは楽で良いですね。
今現在、ETFは利益を確定したため、また年後半にでもやろうと考えています。CFDのトレーダーはこうして利食いしてしまうので長期投資には向いていません(笑)。
「直接、指数自体を売買する」という例でした。次は「インデックスを参考にして、関連市場を売買する」という例です。
インデックスを参考にする売買1 – 1333マルハニチロ
では、一例としてTOPIXに含まれている個別株「1333 マルハニチロ」の日足チャートを見てみます。先ほどのTOPIX日足チャートと同じく、マルハニチロも上昇しています。
この株だけ伸びないというリスクはあったものの、大体の買いタイミングとして「TOPIXが伸びるタイミングに合わせて個別株を買う」という戦略は成り立つ可能性があるという事になります。
もちろん、それぞれの市場のテクニカル的な要因やファンダメンタルズ要因が影響しますので、どちらもチェックしておいた方が良いでしょう。
インデックスを参考にする売買2 – VIX指数
VIX指数の月足です。コロナショックの2020年3月には大きく伸びていますね!この時、マーケット全体に大きな下落リスクがあった事を示しています。ですがその後はどうでしょう?
VIX指数は右肩下がりで、ほぼ元の値段まで戻って来ました。『ひとまずリスクは去った・・』と考えて、多くの投資家が個別株や株価指数を買ったはずです。
このようなタイミングを見逃さないためにも、VIX指数を見ておくのは参考になります。次にVIX指数が上昇する時はまた注意しましょう。
まとめ
インデックスを使ってトレードをするには2つの方法があります。
- 指数自体を取引する
- 指数を参考にして、関連市場を取引する
直接的に指数を買うなら次のケースです。
- 個別株はどれを買って良いか分からない
- 株価が全体的に上昇して行く見込みがある
また、その株価指数を見て個別株の売買タイミングに活かしたり、リスクが高まると株価指数が下落する恐れがありますから、VIX指数を参考にしたりする事も出来ます。
「ドルインデックスを参考に為替を売買する方法」や「株価指数を見ながら他の株価指数を取引する方法」も以前に書きましたので宜しければご覧下さい。FXやCFDについての話です。
参考記事;
- ドルインデックスのチェーン(連鎖)。為替相場への波及とチャート分析
- 基準はいつでもナスダック。king of king!
- 日経平均CFDとは?(特集)
それではまた。