金相場の概要
金相場(金)はCFDではGOLDまたはXAUUSDと呼ばれます。
CFDは相対取引の証券会社がほとんどですので、本当に金を買っているというよりは「金の値動きに連動するチャートでゲームをしている」、というのが正解に近いです。
CFDにおける金はGOLD、またはXAUUSD
金相場と言うと、日本では純金積み立てなど日本円価格の金を想像しがちですが、CFDの世界では異なります。基本的に金と言えば米ドル換算の金。つまり、「GOLD」または「XAUUSD」と言われる商品が金相場です。
私の場合、金と言えばCFDでの金の値動きを見ています。世界中のトレーダーはどうかと言えば、各国の基準レートで見るかまたは、同じく米ドル基準のレートで金を見るでしょう。そして、そうであれば今後金相場をあなたが見る時に、日本円レートの金相場を分析するのか、それとも米ドル基準のXAUUSDを見た方が正しく分析出来るのかと言えば、明らかに後者での分析結果の方が正しい可能性が高いと言えます。
このXAUUSDやGOLD呼ばれるCFD市場は、例えばXMのMT4チャートなどで分析するのがオススメ。FXで相場分析をする時も、国内のFX業者で行うと、CFDとFXが別々に表示されます。
別々の表示という事は、いちいち切り替えなければCFDが表示出来ないという事。さらに、取引する時にも口座を切り替えなければならない。この点、海外FXでは同時に表示出来て取引も切り替える必要がありません。TitanFXやAxioryなども有名です。
私はどの口座も持っていますが、XMのチャートが結局は(笑)、一番良い気がしています。
追記…国内FXでは楽天証券MT4のFXとCFDがわりと正確なレートで使いやすいと思いますよ。詳しい口座開設方法などは、「投資の基礎はタダで学べ」というサイトに書きましたのでそちらでご覧下さい。各証券会社のチャートはどれが良いか?などを比較検討しました。
楽天証券CFDの金や株価指数について
また、2021年には、楽天証券CFDが始まり、こちらを私は使っています。HPで紹介していたらオファーがあったので最近はご紹介しています。この点については少し注意が必要です。
楽天証券CFDは、使い勝手は悪くないです。ただし、「日経平均CFDのチャートが時間軸によって遅れて表示される」という事象が楽天証券CFD開始の1月から3月時点の現在まで続いています。XMのチャートで私は分析するので買えればそれだけで良いのですが(笑)、この調子ですと、金のチャートも遅れて表示される恐れがあります。
楽天証券CFDの商品CFD(金と原油)は2021年5月~開始との事です。開始までしばらく待ちましょう。
追記…2021年7月時点で、チャートの遅れは解消されています。XMでの取引について
ではチャートが良いXM(ドルインデックスなども表示出来る!)は最高かと言えば、そうでもありません。スプレッドが広かったりもしますし、損切りを幾らか離してしか置けない!という面倒なルールもあります。損切りは出来るだけ浅く置きたいという方にはかなりやりにくいでしょう。
また、レバレッジが888倍というのがウリですが、そんなに大きなレバレッジを掛けてギャンブルトレードをするというトレーダーが生き残れるでしょうか?私はそうは思いません。よほど自制が効いて、自主的にレバレッジをコントロールを出来るという方以外は、日本の証券会社で25倍で取引された方がFXも無難ですし、CFDは10倍で結構。そう考えています。
海外FXではありますが、入出金は特に問題ありません(経験上)。やりたいという方はやって頂ければ良いと思いますが、レバレッジの上げ過ぎには注意して下さい。
クリック証券CFDの金相場
楽天証券CFDはまだ始まっていませんので、スプレッドがどの位になるのか?が分かりません。
現在なら、クリック証券CFDの金のCFD取引のスプレッドが狭く、一番バランスが良いように思います。ただし、MT4(メタトレーダー4)での取引が出来ません。他の2社と比べて、その点では不自由するかも知れません。
追記…2021年7月時点で、楽天証券CFDにおける金(XAUUSD) のスプレッドは0.3ドル程度。特に広くはありませんでした。お勧め証券会社のまとめ!
その他の証券会社を含む、CFDが取引出来る証券会社の選び方は関連サイトでご覧下さい。
金相場のMT4チャート 2021年3月15日
まず、金は月足でこうなっています。目標値へ到達したので反落して、戻るべきラインである1672へ戻りました。この理論を私は「値動きのルール2」と呼んでいます。
そしてこれがMTの金チャートで、XMのものです。こういう分析に便利なのが海外FXです。
または、Tradingviewで分析しても良いでしょう。
この他、楽天証券ではCFDではなく
純金積み立てなども出来ますので、そちらを試してみても面白いと思いますよ。私の妻は純金積み立てで金を買っていますが、CFDに比べて圧倒的にリスクは低いです。
しかしながら、短期的な値動きで利益を上げたいという場合にはCFDが適しています。
金単体を取引するか?金を利用して他の市場を取引するか?
金はCFDで直接取引して、利益を上げる事も出来ますがもう一つ役割があります。
それはドル円相場の逆に動く市場として金相場の値動きを利用する、という方法です。
金が下落する時にドル円は上昇し、金が上昇する時にドル円が下落する傾向があります。この性質を利用すれば、金を見ながらドル円の値動きを考える事が出来て、結果、ドル円の相場分析を間違えにくくなります。
私はこの方法が得意なので10年近くこの話をしていますが(笑)、未だにこの性質は変わらず機能し続けています。FXとCFDの相関関係はもちろんこれだけではありません。ドルインデックス、金、株価指数、通貨ペア同士の相関関係を利用すればFXの売買には有効に働きます。
キストにまとめたものは以前1000円で販売していましたが、割と人気がありました。現在はフィボナッチの王道の手法に、実質無料特典として付けてあります。ご興味があればご覧下さい。
金相場についてのまとめ
1.金をCFDで取引するには、
まずは証券会社に口座を開く事です。そして、分析出来るようになっておく必要もあります。お勧めの分析方法としてはフィボナッチを使ったライントレードですね。
上でご紹介した「値動きのルール2」や「王道のフィボナッチ手法」などを身に付ければ、値動きはそれほど難しいものでもありません。
2.また、相関関係を利用すれば、金の値動きを利用してドル円を売買する事も出来ます!金を見ながらドル円でデイトレードをすれば成功しやすいでしょう(この法則は本当に使えます)。
3.CFDが難しい、値動きが分からない!という方には純金積み立てをオススメします。