FXのやり方概要
FXは英語では「forex trading」。USDJPYやEURUSDなど、通貨ペアと呼ばれる通貨価値の変化で差益を得るのが基本です。
FXのインデックスというと、「ドルインデックス」が挙げられます。TradingviewではUSDOLLARまたはDXYという2つのドルインデックスをチェックしましょう。
この記事では、FXをやるために重要な市場同士の関連とインデックス(指数)からの影響について書いて行きます。FXに影響を与える主な市場は「ドルインデックス」と「米国株価指数」です。
そして債券利回り。利回りについてはこちらの記事に書いてあります。
トレードの重要なヒントを見逃すな【FX CFDトレードのやり方】
FX市場は他からの影響をかなり受けやすい市場で、この事はFXトレーダーなら誰しもが肌で理解している事と思います。例えば、米国で雇用統計があっただけで急上昇・急落したり、株価指数の影響や、債券・金利の影響を受けたり…。
この株価指数の影響や、商品市場の影響をFXのトレードに加味する事が出来るのがCFDなのです。
FXトレードで値動きを見据える時に、とても重要な観点が幾つかあります。その一つがCFD市場の動向です。意味もなくFXとCFDを両方教えているわけではなく、両方が必要なのでどちらの取引方法も教えています。
CFDからFX市場への影響≪FXトレードのヒント①≫
FX市場が影響を受ける代表格「株価指数」※株価指数CFD
ドル円などで持ち合いが続いていたり、目標値まで行きそうで行かないような時、どうもはっきりしないなあ・・という場合には株価指数が小休止に入っていたりする事があります。
これは要するに、勢いが出ないという事です。
株価指数が景気良く伸びている時にドル円もクロス円も調子良い!というシーンを見かけた事がありませんか?
株価指数は、順調に伸びているように見えていても、実は毎回ラインをブレイク出来るかどうかという駆け引きをしながら上昇して行きます。ブレイクに失敗すると反落する事もあります。この、ラインにぶつかって越えるか越えないか、というシーンにおいて、伸び悩んでウロウロするという値動きが生じる事がよくあります。
また、株価指数が目標値へ到達して押し目が必要な時や、まだ上昇するには早い!今日ではないよね、という日にはやはり、レンジになってしまいます。
そして、これらの影響を受けてFXも伸び悩んでしまうのです。
FXが影響を受ける市場その2「商品市場」※商品CFD
CFDでどこの証券会社も取り扱っている商品市場と言えば、原油と金です。この2つの市場は為替市場または株価指数に対しても及ぼす影響が大きく、注目しておく価値がある市場だと言えるでしょう。
昔から、原油は「資源国の通貨ペアへの影響が大きい」と言われています。AUDUSDやCADJPYなどですね。
金はいつもお話している通り、リスクオン・オフの観点からか、ドル円(USDJPY)には大きな影響があります。ユーロドル(EURUSD)に対してもそうですね。
金関連の記事;
原油や金のチャートが同時に見られる海外FXの会社などはかなり相場分析に役に立ちますので、是非一つは口座を持っておきたいところです。口座開設方法や、証券会社の比較は姉妹サイトに書いてあります。
直接的な影響を及ぼす市場「ドルインデックス」※USDLLAR、DXY
そして最近、このサイトでもよく登場するドルインデックスは、もう直接的な影響としか言えません。ドルインデックスもまた、XMという海外FXのチャートでいつでもチェック出来ますので、XMは持っておきたい口座の一つです。このXMではFXとCFDが同時にトレード可能です。
そして、ドルインデックスや先ほどの株価指数、金、原油などは(FXというより)CFDの位置付けなので、CFDと言えばこれらの市場を思い出して頂ければと思います。
参考記事;
FXを取引するために、影響を及ぼすチャートをチェックするクセを付けよう!リスクオンオフ、直接的な影響を及ぼす市場など。市場の値動きは互いに関連し合っています。
FX市場に影響を及ぼす市場3つ!
株価指数・商品先物・ドルインデックス。他に、債券市場があります。債券市場はCFD商品にはないので今回は説明を省きます。
ウォール街がトレードのヒントをくれている?≪FXトレードのヒント②≫
ウォール街がくれるトレードのヒントというのは、日本時間早朝、マーケットが一度終わり、翌日の市場が始まる前に現れるものです。
何だと思われますか?
「終値」です。
毎日、始値と終値があり、どちらかと言えば終値の方が重要です。このローソク足の終値が決まった時、翌日の値動きがある程度見えて来たりします。
例えば、終値がラインをブレイクしていれば翌日も値が伸びるのが自然ですし、ブレイクに失敗したらしばらく伸びていても最終的に戻って来たりもします。この終値のラインブレイクを基幹商品(この場合はCFDの3市場)で見ておく事が、FXトレードにおいては非常に重要だという話です。
※基幹商品とは、他市場に影響を及ぼす重要な市場のこと。具体例;本当かどうかを現在の相場で検証する
ここまでの話は宜しいでしょうか?
FXに影響を与える内の3市場がCFDにあり、ウォール街が日や週の終値を決めるので、翌日や翌週にはその終値の影響が大きい。
それでは具体例で確認してみましょう!
FXへ影響を与える株価指数の代表はナスダック(NAS100)
このチャートはナスダック100のCFD。XMのチャートです。今週は月曜日に紫色と赤色の年の目標値を越えたものの、その上にある月の目標値で阻まれました。水色の点線で表したものがそうです。
しかし、火曜日の終値で月の目標値も日の終値で越える事が出来たので、本日水曜日はさらに上昇する可能性が高いと言えます。
今は下落していますが、特に問題ありません。 日の終わりまでに上昇するから です。
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値動きのその後。FXに影響を与える市場を実際の相場で確認してみよう!
それでは最後に、今回の例について結果を見てみましょう。今回の記事は「FXトレードには市場が与えてくれているヒントがある」というもの。そのヒントはCFDの値動きであり、特に基幹商品の終値がラインを越えているかどうかが極めて重要です。
ナスダック100は予定通りの上昇!
ナスダック100の4時間足チャート。背景に日足が表示してあります。水色の点線が月の目標値。このラインは越える、というのがこの日の上昇の理由です。こうやって日の終値が続いて行くので当然上昇する、というわけです。
押し目はエクスパンションのラインで、同じくエクスパンションのラインまで上昇。水色の月の目標値の値位置を越えましたね。
次はエクスパンションのラインとファンを越えられたのなら上昇するし、そうでなければ反落という事になります。そのラインを日の終値として越えられませんでした。
ドルインデックスは下落!
ドルインデックスの日足です。ドルインデックスが週足として下へ行く流れでドル円は下落しました。
金は上昇!
金相場の日足です。週足が年の目標値を越えているので予定通り上昇!この時、抑えていたエクスパンションのラインも越えました。
今回はCFD市場の「金、ドルインデックス、ナスダック」の流れに、FXは影響されるという話。
上の3つの市場を参考にしながら、FXを売買すると次のようになります。
※画像が無かったので、週最後のチャートを載せておきます。ユーロドルを買ってドル円を売り、最後は逆張りしました。
5分足のユーロドルです。高値で売って、安値で買って、こういう持ち合いでは下がったら半分利食いして上昇したらまた利食いして。それだけです。
ドル円も同じ。天底はフィボナッチで分かるので、天井から売って底で買うだけです。「金、ナスダック、ドルインデックス」を見ながらやればさらに楽です。
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