ドル円と株価指数の年末よくある傾向

ドル円・ユーロドル

3連休ですね。先週末に下落した株と為替が復活出来るのか!?という話です。今回の記事ではこれまでの「この時期10月11月の下落からの値動きの傾向」を見てみましょう。

2022-2024年末の下落からの立ち上がり傾向(株・為替)

この図は2022年2023年2024年の、10月11月に起こった下落からの値動きを、

ドル円と日経平均・ナスダック100で比較したものです。※赤がドル円、青が日経平均、緑がナスダック100です。

傾向を見てみると、
株価指数は大体下落から立ち直っています。日経平均の2024年だけは持ち合いでした。

ドル円の「年末天井からの傾向」はというと、次のようになりました。※一気に6年間分の傾向が続きます

  • 2022年・・・10/21天井 151.944→2023/1/16 127.215まで下落 
  • 2023年・・・11/13天井 151.908→2023/12/28 140.249まで下落
  • 2024年・・・11/15 156.744→12/3 148.639まで下落

2019-2021末の下落からの立ち上がり傾向(株・為替)

ドル円の傾向です。※赤がドル円

  • 2019年・・・12/2天井 109.723→2020/1/8 107.65まで下落
  • 2020年・・・11/11天井 105.677→2021/1/6 102.591まで下落(底)
  • 2021年・・・11/24天井 115.523→12/1 112.532まで下落(翌年高値越え)

株価指数の傾向は押し目にしてやはり年末ラリーで上昇。※青が日経平均、緑がナスダック100

ドル円はこの3年間では、11月半ばから12月初めに天井形成して翌年まで下落していました。

2021年だけはたしかあの時は利上げ期待だったか、基本的にはアップトレンド中で、12月1日まで下落した後は派手に160円台まで上昇して行きました。

株と為替の傾向の違い(年末下落において)

こうして比較してみると分かりますが、ドル円は10月か11月の天井から1か月か2か月間下落していました。

しかし、株価指数はこの時期の下落を押し目に年末へ向けて上昇する傾向がありました。

今年2025年10月10日に株価指数(日経平均、ナスダック100)とドル円は大きく下落したわけですが、これまで6年間の傾向から取るべき対策は違います。

2025年年末から2026年に向けての売買方針

これらの傾向を踏まえると、

  • ドル円は1か月以上売りっぱなし、高値を越えたら一度損切りしてまた売り直し
  • 株価指数は暴落の底で買って年末ラリーを待つ

このトレード方針が成功しやすいと言えます。

  • ナスダックは高値越えと、26000台が利食いポイント。
  • 日経平均は現在のファンダメンタルズとしてはきついので(高市さん次第)、高値越えで利食い。
  • ドル円は148.7円で利食い(ショート)。割れたら145円、次142円。

株価指数は今回の本題ではないので、ドル円の詳しい解説に行きます。

直近のドル円チャート

簡単に言えば

  • 売り場が153.256か156.288で
  • サポートが150.872か147.524。

1か月くらいしか傾向的に見た優位性はないため、利食いは持ち合いに戻るくらいで良いかも。

ただ、長期的なエクスパンションの理屈で言えば、151.5円を割れている限りは145円割れを目指すことになります。

どちらのスタイルで行くのか?それは検討の余地があります。

※151.5が重要だという話は7月時点でも話している通りです。

来週の立ち回り

連休明けに株価指数が買い戻されるかどうかを確認する。そして、ドル円は株につられて上昇しないかを確認してください。

ドル円自体のチャートとしてはFEもFRも下ブレイクしたので、上昇しても週内に売り戻されると思われますが

日経平均はラインを下ブレイクせずに終わりました。米国のSQがあるため、ナスダックと日経平均は復活しやすい週です。

今後のイベント

  • 10/24おそらく21:30 米国CPI
  • 10/29夜中3時 FOMC
  • 10/30昼頃 日銀金融政策決定会合

CPIが急遽決定したようなので、この時が勝負時☆

米国の利下げは市場予想ではほぼ確定。CPIが高すぎると話が変わるのかも知れませんが、物価が低いなら株にはベスト。ドル円には下落要因となります。

つまり、13日の週は米国株価指数のSQが意識され、20日の週からはCPIとFOMCが意識されるはず。

Tradingviewの投稿(ドル円 2025/10/12)

最後にTradingviewの投稿を貼っておきます。直接見てね(内容が違います)。

※概要

こんにちは。大野です。今日はドル円分析の週です。

ドル円は先週10月10日金曜日の下落で、153.25円から151.12円まで値を落として週を終えました。
エリオット波動C波はよく4波を越えるので、目標達成かな?という感じですよね。

※2025/3の151.2円高値が160円台からの4波だと私は思っている

これが正しいと仮定すれば、上昇のC波が終了し、次の値動き
例えば、また下落1波がスタートする
などがあり得ると言えるでしょう。

しかしいったん落ち着いて次は上昇の1波がスタートするなんていう事もあるでしょうが、
この辺りを解析したいと考えています。

→ドル円の戻しはこれで完了か?153.2が天井になり得るかという話。

なお、より詳しい話は
フリーパスプランかコンサルプランで動画「急落は買い場か?」を配信してあります。会員様はご覧ください。

※今回も週間展望と相場展望の同時配信です。相場展望についてはこちら

それではまた。

スリースタータードットジェーピー 大野

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