2024年夏ドル円が急落したが、重要な値位置と時期的な観点はどう?
- ドル円の目標値
- ドル円相場の特徴(時期的なもの)
をまずはお話しして行きたいと考えています。
その後で、2分で分かる相場分析動画と、Tradingviewの投稿(ドル円相場)をご紹介します。
ドル円の目標値、重要な値位置は?
フィボナッチリトレースメント手法によれば、ドル円の目標値は161.725円でした。そして、144円か148円に戻るのがセオリー。
だから、これまでの相場分析で「下落したら148円に戻る」と話して来ました。
※上の図のトレード手法は「値動きのルール2」と名付けたもの※下落目標値は黒線、上昇目標値は緑で表現してある
下落目標へもうすぐ着くという事ですね。
7割戻しもない。
ドル円は161円台から急激に140円台へ下落したため、7割戻しもないですね(笑)。
天底では一度7割戻す、これがいつものセオリーです。
- 140円~141円まで勢いのまま下落したら(笑)、7割戻しが153円台後半
- 145円付近で跳ねたら、155円台が7割戻しの値位置
※上に書いた「値動きのルール2」というフィボナッチ手法ではギリギリ140円に突っ込んでから上昇する事も可能。
しかし、原則的には144円~145円で止まると考える。
今回の上昇が止まったのも、この原則通りでした。
(つまり上昇目標値161.7円丁度で止まって下落した)
フィボナッチリトレースメントのまとめ
- 原則通りなら、
この後は144~145円台で下落が止まって最低限151.4円へ戻る。 - 原則から外れて、勢いで突っ込んだら
最大140円程度まで落ちた後でやはり151.4円に戻り、153円台では売られる。
【フィボナッチリトレースメントの手法】
上に書いた話はリトレースメントを引ければ簡単に分かる事です。
→フィボナッチリトレースメントの3つの引き方を解説したページ
なお、後の相場分析動画はエクスパンションの分析です。
お盆時期のドル円の特徴☆
2006年~2023年ドル円相場の、お盆時期の値動きです。これまで、お盆時期のドル円はどうなっていたのでしょうか?
※次の図の縦ラインがお盆時期の週足です。
これまで2006年からは上げ相場も下げ相場もありましたが、上がる可能性は2倍。
そしてなんと、2012年に上げ相場になってからは、10回上昇し2回下落。ほとんど上がって来ました。
ドル円は傾向として、冬(年末)は弱いです。
ただし、夏はお盆の後で強くなる傾向にあった。
ドル円のお盆時期の傾向(まとめ)
2006年~2023年の期間を集計した、「ドル円相場がお盆時期を過ぎたらどうなる傾向があるか?」では
計18回の内、
- 上昇したが12回
- 下落したが6回
でした。
この事実をあなたがどう捉えるかは自由ですし、もしかすると2007-2010年のような下落相場になればお盆の後で下落するのかも知れませんね。
しかしこれまでの傾向としては・・・
ドル円は夏に強く、冬に弱い。
動画「ドル円は持ち合いエリア突入。ナスダック戻れるか?」
今週も2分の動画を作成しておきました。※VIMEO版はこちら
個人的にはナスダックと日経平均を今月も戻り売りしました。
投資信託の利益が吹き飛んだ!と言う方へ
ただ、新NISAなどで損失を出している方も多いかと存じます。
こうなるので「CFDで空売りして相殺する」べきだと前回から話していたのですが、伝わっていなければ残念です。
→CFDで空売りの話「なぜFXとCFDなのか」
しかしながら、先ほどの話で
ドル円はお盆時期を過ぎれば復活する可能性はあると。
※下げよりは上げの確率の方がこの時期から高くなる
そして、ドル円と日経平均は最近よく連動しています。
そのため
日本の個別株を買ってみたという方も、海外株価指数連動型ファンドへ突っ込んだ方も、助かる可能性はある。
このように結論付ける事が出来ます。
Tradingviewの投稿「ドル円、一旦持ち合いか?」
ドル円、一旦持ち合いか? 3starterjpによるFX:USDJPYの分析 — TradingView
それではまた。
スリースタータードットジェーピー大野
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※ショート動画の週間展望はエクスパンションで分析している事が多い
エクスパンションについて学ぶには?
- 「フィボナッチエクスパンションの教科書」https://3starter.jp/ex.html
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