日経平均の概要
日経平均を買うにはCFDでJP225を買うか、日経225ミニ、日経225オプション、
またはETFや投資信託で日経平均株価に連動するインデックス型投資信託を利用します。
私は、日経平均はCFD派ですがCFDは証拠金取引なので、長期保有ではETFや投資信託の方ががリスクが低くオススメ!
日経平均CFD 【JP225】
日経225のCFD版はJP225と呼ばれる事が多いですね。株価指数CFDでは、その株価指数(この場合は日経平均)に連動するレートが作られます。よって、完全一致ではない、という点が注意事項として挙げられますが、大方一致する(大体同じレート)と考えて頂ければと思います。
また、CFDで取引するという事は、基本的に相対取引(あいたいとりひき)で取引するという事にもなりますので、市場で取引しているように見えて実は証券会社との1対1の取引だったりもします。
以上が注意点ですが、CFD(シーエフディー)というのは非常に取引がしやすく、また取っ付きやすい金融商品ではないかと私は考えます。もう長い間このCFDを取引していますので、幾つかメリットとデメリットを挙げたいと思います。
CFDのメリット
- ほぼ24時間、好きな時に取引出来る!
- 手数料が買値と売値の差(スプレッド)しかない。
- 買いも売りも自由自在!(FXと同じ)
- 小さな金額でも買える。(日経平均CFDなら2・3万円~)
- チャートが高機能!(MT4で分析可能)
- 海外の株価指数が取引可能。
※日経平均の場合、価格が27000円なら必要証拠金も27000円です。
CFDのデメリット
- 必要証拠金がある。
- 時々、レートがずれる事がある。
- 呼び名が独特で、証券会社によって異なる。(JP225と日本225など)
例えば、日経平均のCFDは楽天証券CFDがJP225、クリック証券CFDが日本225、XMがJP225(JP225Cash)、IG証券が日本225。
NYダウは楽天証券CFDではUS30、クリック証券は米国30、XMがUS30(US30Cash)、IG証券がウォール街(笑)。
※ウォール街?このコードはUSD10。だからIG証券はあまり使わないんですよね。とにかく統一して欲しいというのが願いです。
参考;XMやクリック証券・IG証券などについて、各証券会社のCFDのレートの違いについて
日経225のCFD取引イメージ
このように、MT4(メタトレーダー4)での取引はインジケーターやライン(フィボナッチなども)を無数に使用する事が可能です。
ちなみに、このMT4テンプレートは私が作成したもので、黒版と白版があり、裏にUSDJPYかEURUSDをセットしておく事も出来ます。日経平均とドル円の値動きを一緒に見るのは面白いですよね。通常はFXでの使用を想定したもので、ドル円とユーロドルを背景に表示しながら他の通貨ペアを1つのチャートで見つつ取引するという設定になっています。
ご自身で作成されたら良いと思いますが、もしもこのテンプレートが欲しいという方は勝ち方実戦編フリーパスプランのメンバーサイトにありますので、そちらからダウンロードして下さい。メンバー専用です。もちろん沢山のテンプレートをご用意してあります。
MT4・・・メタトレーダー4 Tragingview・・・トレーディングビュー
この2つが現在、トレードで使われるチャートシステムで最も有力かつハイテクな分析機能を持つものとして、トレーダーに愛用されています。
CFDは取引ツールが良い
そして、チャートシステムを何を使うかは「取引手法として何を使うか」という問題もあると思うのですね。
例えば、自動売買をするのならMT4で行うという方が多いですし、ライントレードをするのならMT4かTradingview。しかし、Tradingviewでは扱える証券会社がかなり少ないので結局、分析は出来ても売買が出来ないという事になります。
MT4でCFDが使える証券会社はどこ?
MT4でCFDが使える証券会社でオススメは国内では楽天証券。海外FXではXMです。
この他に、海外FXではTitanFXやAxioryなども割と人気があります。
MT4が使えない国内証券会社ではクリック証券が有名です。
※クリック証券の場合、分析は他のチャート(MT4など)で行い、レートだけ見て売買をするのは専用ツールで行うという感じです。他のチャートで見て取引だけはスマホアプリで、というのは結構やりにくいのですが専用アプリ自体は割と簡単に取引出来るとは思います。
リンクは関連サイトの「投資の基礎はタダで学べ。」です。
CFDの取引手法
上のライントレードのチャートでは、フィボナッチチャネルとフィボナッチリトレースメントを使用しています。
インジケーターの方は実はどうでも良く(笑)、これらのラインだけを表示出来れば売買は可能です。移動平均線ではいつ伸びるのか?どこまで行くのか?どこで跳ねるのか?という大事な売買ポイントが分かりませんが、ラインでは分かるからです。
このフィボナッチを使ったライントレードを教えているのがスリースタータードットジェーピーです。上のライントレード手法についてはこちらの記事をご覧下さい。
日経平均CFDのまとめ
日経平均を買うにはCFDでJP225を買うか、日経225ミニ、日経225オプション、
またはETFや投資信託で日経平均株価に連動するインデックス型投資信託を利用します。
日経225のCFD版はJP225と呼ばれる事が多い。CFDでは、日経平均株価に連動するレートが作られます。大方一致するレートと考えて頂ければと思います。
※日経平均先物レートや日経平均先物の225miniなどレートは色々と異なります。ミニでは5円刻みのレートになりますので、この点は注意が必要です。チャート分析だけはCFDで行っても良いかも知れませんね。
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楽天証券でCFDが始まる!?【記事復刻盤】
ご紹介した楽天証券CFDが始まった時(2021年1月)の記事で、以前にメインのサイトに書いたものです。
CFDがどういうものなのか?が分かると思いますので転記しておきます。
現在、まだ取引は出来ないのですがお試し版(評価版サービス)でプラットフォームやMT4での表示具合などを見ています。
楽天FX口座を保有している方は1月11日からCFDもトレード可能となり、1月25日から正式に楽天証券CFDのサービスを開始されるという事です!
※1月25日は証券CFD。商品CFDは2021年5月開始予定。
今回は、楽天証券CFDの使い勝手や、関連サービスとの連携などについて
私自身が試してみた所感をお伝え出来ればと考えています。
そもそもCFDとは何か?
CFDについては当サイトでも8年以上教えていますが、そもそもCFDとはなんでしょうか。
CFDとは「株価指数や商品市場、海外株などをFXのように手軽に取引可能な投資商品」です。ただし、大きく分けて二つの特徴があります。
一つ目は配当などのインカムゲインがないという点。
二つ目は取引時間がかなり長く、ほぼ一日中!という点です。
CFD = contract for difference
英語で書くと、「CFD = contract for difference」となり
日本語では「差金決済取引(さきんけっさいとりひき)」を意味しています。
つまり、インカムゲインではなくキャピタルゲインのみを得るためのトレードを行うのがCFD。
※インカムゲイン…株の配当、投資信託の分配金など ※キャピタルゲイン…価格差から得られる利益
FXも同じで、現在では金利差による微弱なスワップポイントを狙うのではなく「差益を狙うトレード」が主流です。FXとCFDは税制面でも同じカテゴリーに置かれている金融商品でもあります。
同じジャンルに位置付けられている金融商品については、互いの損失と利益を相殺して税金を抑える事が出来るのです。この先物取引の中に「FX・CFD・オプション取引・商品先物・指数先物(日経225ミニ)」などが含まれているというわけです。
同じジャンルという事は青色申告控除の特例として3年間の繰り越し控除の対象となり、損益通算も出来ます。FXで出た損失はCFDの利益から差っ引いて確定申告が出来る、というような事です。
※参照;「先物取引に係る雑所得等の課税の特例」
CFDのメリットは手数料の低さと、取引時間の長さ
差金決済取引という形態上、配当や分配金はありませんが代わりに取引手数料が安く、取引時間が長いというメリットがあります。
- 取引手数料はスプレッドのみ。※しかもスプレッド(買値と売値の差)は基本的に小さい
- 取引時間はほぼ一日中!という商品が多数あり。
- レバレッジは10倍。
簡単に(と言ってももちろんリスクはあります)取引が出来て、値幅が大きな米国株価指数や商品(金や原油など)を取り扱う事が可能なCFDはとても魅力的ですよね。
そのため、楽天証券でもCFDが始まります。
楽天証券CFDとらくオプ、楽天FX
楽天証券では「FX・CFD・らくオプ(為替のオプション取引※2020年から始まりました)」の3つを合わせて
FX口座間で資金移動させながら利用出来るようになっています。
FXは2種類。楽天FX口座と楽天MT4口座があります。今回始まったCFDは楽天MT4の方で利用出来る仕様になっており、使用感としては特に悪くはありませんでした。
楽天MT4で、FXもCFDも!
具体的には
この画像をご覧下さい。
らくオプ?
らくオプとは…https://www.rakuten-sec.co.jp/web/bo/
バイナリーオプションです。
ドル円・ユーロ円・ポンド円・オージー円・ユーロドルの5つのFX通貨ペアをオプション取引するもので、
「判定時刻においての価格が、ある価格より上か下か」を当てるというものです。
日経225オプションも、楽天証券にはありますが、意味合いは少し違います。
※先物・オプション…https://www.rakuten-sec.co.jp/web/fop/
らくオプは「数時間先に上か下かを決めるゲーム」の様なものだとお考え下さい。
これには楽天ポイントも使えるもメリットの一つなのですが、『買ったら1000円GET、負けたら800円損する』
そのような気軽さをウリにしている事がネーミングからもお分かり頂けると思います(笑)。
しかし、楽天ポイントではなく実際のお金を使う場合には、迂闊(うかつ)に手を出すのだけは避けましょう。
まとめ「口座の違い」
口座としては楽天総合口座と、楽天FX口座では資金が分けられています。楽天MT4口座と証券CFD口座、商品CFD口座も分かれており、らくオプの口座もまた異なります。
資金の移動が面倒なのは他の国内の証券会社でも同じですので、仕方ありません。
しかし楽天証券の場合、
MT4で「FX(楽天MT4口座)とCFD(証券CFD口座・商品CFD口座)」が切り替えられるため作業自体はとてもスムーズに感じました。
CFDの取り扱い銘柄に関しても、基本的なものは抑えてありこれで十分です。
米国株価指数に連動したCFDと日経平均CFDがあり、金・原油のCFDもあるのでそれだけでも特に問題ないはずです。
海外個別株CFDを取引したい場合はクリック証券やIG証券など他の証券会社を利用すべきですが、楽天証券の総合口座で国内株・海外株・海外ETF・先物・オプション・投資信託・NISA・iDeCoなど、他にも金や国債など様々な商品の取り扱いがあるので楽天CFDが出来た今、楽天証券だけでワンストップの投資プラットフォームが出来上がったと言っても過言ではないでしょう。
CFDなら、投資信託や個別株のヘッジとしても使えます。
日経平均もNYダウも金も原油も、FX並みに気軽に取引が出来る。しかもほぼ24時間。
これがCFD本来の売りですから、
まさにそのメリットを体現してくれるようです。
MT4で取引出来るという事は、FX同様の分析システムでそのままトレード出来ますので指値逆指値を簡単に設定出来たり、カスタマイズされたインジケーターをそのまま使えます。
楽天CFDのレバレッジは10倍なので、海外FXのそれとは比較になりませんが
個別株や投資信託などとの資金移動のスピーディさ、楽天銀行との即時入出金という便利さを踏まえて、楽天証券以外を選ぶ必要があるのかどうか。
私は今年、楽天証券しか使わないような気がします(笑)。
それではまた。
関連記事;CFDトレードをオススメする理由(HP)