フィボナッチチャネルを実際の値動きで学んでみよう
今日はフィボナッチチャネルについて、ドル円を題材に話したいと思います。
新年一発目の記事&「ライントレーダーズ通信」の初メールですね。今年も相場分析を配信して行くのでよろしくお願いします。※配信を受け取るには登録しておいて下さい
チャネルに沿って上昇中のドル円週足
2024年1月現在のドル円はこのような位置にあります。
昨年末の下落でチャネル下辺を下抜け→天井からの下落の調整で上昇しているのですが、細かくて見えないと思いますので後で解説します。
ドル円のこれまでの流れ
- 70円台から円安が進み、150円台へ。
その時、フィボナッチチャネルに沿って上昇して来ました。 - 平行チャネルとは違い、フィボナッチチャネルは上下に複数のラインがあります。
この一つ下のチャネルラインで反発したのが2020年末でした。 - そして、チャネル内に戻ったのですが、昨年末にもう一度割り込んだという事ですね。
今は回復しています。
ただし、昨年末で割れたという事は年末までに再度チャネル下辺を割りに来る可能性があります。
普通のフィボナッチのレンジ域
2024年が始まってチャネル下辺から回復していますね。
天井からの下落幅を1とすると、5割(0.5)戻しました。
という事は143円がレンジ域の下辺、149円が上辺になります。そして、5割戻し(半値戻しとも言う)をしたという事はいずれ7割戻しが考えられます。
これが私が提案しているフィボナッチトレーディング理論の基本です。
では、この時の買い場はというと・・143円辺り。そして売り場は149円辺り、という事になります。
いつか、再度チャネル下辺割れ&フィボナッチリトレースメントの0.764がある143円を割れた時は
大きく下落するのかも知れません。
まとめとチャネル、2024年1月の相場展望について
- フィボナッチチャネルは「方向性と反発ポイント」を教えてくれるチャートツールです。
トレンド方向は高値安値の切り上げ切り下げ。という事は・・
その高値安値切り上げこそが方向性になり、チャネルと値動きは方向性が一致します。
- 今回は普通のフィボナッチ理論も解説しました。
フィボナッチは大きな高値安値からレンジ域を計算して、天底どちらかを抜けるまでの間、適切な売買ポイントを提供してくれます。
こう考えてやると、現在のドル円のような
レンジ相場では「今の値位置の意味」を把握しやすくなります。
単純ですが、その単純さが良いんです(笑)。
実はめちゃくちゃシンプルなのが相場ですから。
今年の相場分析は何でやろう・・
1.フリーパスプランに参加されている会員様には、これまでに教えた事をフルに使って相場分析動画を配信しています。
※昨日も「10年債2年債利回り、ドルインデックス、ドル円、ユーロドル、日経平均、ナスダック100」についての相場展望をお届け済み。※昨晩CPIでのドル円の値動きも想定通りでした(0.5まで行く確率が高いと話した)
2.ライントレーダーズ通信では、昨年は
「エクスパンションとファン」の初心者向け使用方法で相場分析動画をお届けしました。
2024年は今回のようなチャネルも面白いかも知れませんね。または普通のフィボナッチでも良いかも(後者の方がベターでしょう)。
それではまた。
P.S.
フィボナッチチャネルについての記事です。
P.S.2
Tradingviewでの投稿もあります。