夏ですね。今日はナスダックの長期チャートです。毎年この時期は調子良かったはずが急展開で利食いが入っているので十分な注意が必要でしょう。
ナスダックの週足
まず週足を見てみると
- 2023年は7月17日週が天井
- 2024年は7月8日週が天井
となっています。ちなみに、
- 2022年は8月15日週
- 2021年は8月30日週
が週足として天井になりました。
つまり、直近4年間の傾向からは
7月または8月に天井を付けて数週間~10月まで下落する可能性が高い事が分かります。
- 4回中、3回(2021、2022、2023)は10月まで下落。
- 1回(2024年)は7月頭から8月頭までの4週間の下落で済んでいます。
ナスダック日足チャート
ナスダック日足を見ると、窓が確認出来ました。
4月と5月に18000台と20000台に窓を開けています。
フィボナッチエクスパンションによれば、20574を越える時に窓を開けているので
いずれそれ以下へ戻る値動きの発生が考えられます。
※20574の値位置を月足終値で割り込んだら(月末に下ブレイクしたら)、抑えられてしばらく戻って来れないでしょう。
短期エクスパンション(黄色)
※黄色は起点が2022年、茶色は起点が2020年、赤色は起点が今年4月
黄色い方のラインを見ると、22942がエクスパンションの1.618です。1.618は利食いポイントとして利用されるので注意が必要です。
目標達成後の21000への戻りをとりあえずは警戒。
短期エクスパンション(赤色)
※黄色は起点が2022年、茶色は起点が2020年、赤色は起点が今年4月
赤色のラインでは21977の0.618ブレイクで上昇したため、次が23449。
21977割れには注意してください。
まとめると、
23449へ到達した時点で、短期~長期まで全てのフィボナッチエクスパンションの目標値を達成します。
ナスダック夏のリスク
さていかがでしたか。
毎年夏には
7月か8月に下落する傾向があり、これまでの4年間そうでした。
※ちなみにその前の2020も2019年もそうです。ともに4週間ずつの下落を記録。
天井を付けて下落が始まったら最低でも4週間は下落する可能性が高い。そしてそれは7月~8月中に起こる。
値位置としては
22942 23331 23449
の3つが直近の目標値となっています。
なお、Tradingviewにも投稿しましたのでご覧ください。
→Tradingview「ナスダック長期チャートに潜むリスク」へ
※2025/7/5
また私が気に入っているのが
昨年末に投稿した「ナスダックの天井は2025年にやって来る」です。
※2024/11/17