6月相場を考えてみましょう。米国金利と株価指数とドル円について
今日はこのテーマ。ショート動画2つや経済指標、Tradingview版記事などをまとめてあります。
6月の重要指標
6日木曜日21時15分 | ECB政策金利 |
7日金曜日21時半 | 米雇用統計 |
12日水曜日21時半 | 米CPI |
13日木曜日朝3時 | FOMC(米政策金利) |
14日金曜日昼頃 | 日銀政策金利 |
18日火曜日13時半 | 豪中銀政策金利 |
20日木曜日16時半 | スイス中銀政策金利 |
20日木曜日20時 | 英中銀政策金利 |
28日金曜日21時半 | 米PCEデフレーター |
動画① 米国金利の最高値の行方(ショート)
動画は音無しでも視聴出来るようにしてあります。各2分で作成しました。
動画②6月相場を占う、日経平均・ナスダック
VIMEO版もありますが、力を入れなさ過ぎている(笑)YOUTUBEの視聴数を多少でも増やすために
YOUTUBE動画にしておきました。ちなみにチャンネルはこちら
チャートで解説 日経とナスダック
日経平均の5月終値は前日まで38500円を割れていたものの、最終日に戻して上方向へ。
フィボナッチエクスパンションの0.618が大体38500円です。次は2日前に丁度反落した39192円のラインを上ブレイクすると、4万円が視野に入ります。
月終値でブレイクしたものの下落する、という事も不可能ではありませんが(笑)、下ブレイクしても再度月末までに上に戻る可能性が高いのかも知れません。
合わせてチェック、ナスダック100
ナスダック100は5月終値へ向けて、最後の数時間で反発。この18100辺りのラインで跳ねる可能性が高い事は、前もって5月30日の動画「相場展望(上の動画の本編20分)」で話してあります。
※この動画は勝ち方実戦編フリーパスプランで配信しました
「上昇するには18100ポイントの押し目が欲しい」と話した値位置ですね。この値位置へ夜間に到達したので跳ねました。※年の目標値②(勝ち方実戦編の手法)
ただし18560ポイントは割れています。※値動きのルール2、緑色のライン
こちらの意味では17800ポイントへの調整もあり得ます。
- 19100へ上昇してから17800へ下落 or
- 17800へ下落してから上昇
この2つが大きな上下のポイント。
要するに、まだ押し目は足りていないのでいずれ付けるのが17800。上の目標値が19100ということ。
Tradingview版記事(日経とナスダックについて)
https://jp.tradingview.com/chart/JPN225/L65fPLUM/
こちらを読んでみて下さい
2年債利回りの最高値の行方とドル円の関連
この図が分かりやすいはず。
2年債利回りがテクニカル的に下落し切らないのは、「前の高値5.283%を多少でも越えたいから」ではないでしょうか。ぎりぎりのところで昨年は折り返しています。
そして、ドル円160.4円と2年債利回り5.283%の関係性が類似しています。
「ドル円が160.4円に付けると後々の円安がまずい‥」という話は前の記事でも書きました。
米国金利とドル円の値動きがかなり一致している事は有名です。これは日本の金利の影響が小さく、「ほとんど米国の金利の変化でドル円が動ている」ことを意味しているでしょう。
為替介入で反転しない理由
米国の債券市場は2024年3月時点で23兆ドル(4100兆円規模)だと言います。※ウォールストリートジャーナル
この債券市場と米国金利は密接な関係にあり、これと為替介入の規模感は余りにも違う。
5月31日に発表があった4月5月の介入による円買いは約10兆円でした。※日経新聞「円買い介入9.7兆円、過去最大 4〜5月の実績公表」
また、そもそも為替市場の規模感は(少し情報が古いですが)一日7.5兆ドルだったそう。
※ロイター「世界の為替取引高が過去最高更新、1日平均7.5兆ドル」
円ではないですからね(笑)。
よって、あまり派手に介入を打っても無駄に終わりますし、使い切れば王手となるわけですから
半ば諦めるしかないのもうなづけます。
単発的にびっくりさせられても結局は押し戻される。この現象がもう2年前から続いていますからね。政策金利変更による方向転換が6月にあれば良いですが。
Tradingview版記事(ドル円と2年債利回り)
こちらも併せてご覧下さい。
まとめ
米国2年債利回りは最高値を狙っているぽいが、5月末時点は下落して終わりました。
- 金利が下がれば
株価指数は上昇しやすい。ドル円は下落し、ユーロドルが買われやすい。 - 金利が上がれば
株価指数が下落しやすく、ドル円は上昇しやすい。 - 2年債利回りの最高値越えはドル円の最高値越えに繋がる。
では、6月からの2年債10年債利回りはどうなるのか?
これ次第という事になります。
そして6月の経済指標スケジュールでは、
米FOMCは13日木曜日朝3時です。
注目しましょう!
本編動画へ
今回の話の本編動画は勝ち方実戦編フリーパスプラン『相場展望シリーズ』で!
それではまた。
P.S.
なお、最近の相場分析動画配信はVIMEO→YOUTUBE・X・FACEBOOKへ一括アップロード!という流れです。VIMEO凄いですよね(笑)。
ソーシャルは基本的に苦手なので、こんなシステムが一番楽で良いです。
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