5月どうなる?ポンド円|ポンドとドルと円、相関関係を考える

ポンド円・ポンドドル

5月のポンド円はどうなるでしょう。チャートと値位置をご覧下さい。

次のチャートはポンド円日足です。値位置とギャンファンを出してあるので、これを題材に考えてみて
今月の流れに乗るというのはもちろんですが、ポンドドルやドル円との絡み(相関関係)を考えてみようという企画です。

ポンド円 日足5月

ギャンファンの1×1(斜めの青色のライン)に当たってはいないのですが、かなり近くまで下落して来ました。

それまでのラインが綺麗に反応している事から「このライン(ギャンファンの中心となる1×1)を割れて行くか、反発するのか?」に注目しています。

よく見て頂くと分かるように、それまでの高値安値の多くがこのギャンファンで反応して折り返しています。あなたはこの事実をどう思われますか?フィクションか、オカルト?(笑)それとも、本当?

言うまでもなく本当にそうなるからギャンファンの使い方を教えています。基本の使い方は難しくありません。

1×1を割れて下落して行かないのであれば、全体の流れとしては依然として上という事になります。

ラインを割れて行くのであれば押し目となる値位置までの下落を狙う事になるでしょう。

ギャンファンは一つの分かれ目であり指針。意識しておきたいところです。

ギャンファンについて詳しく!

ギャンスクエア・ギャンファンの使い方

ギャンファンの基本

詳しくはこちらの記事をご覧下さい。

チャート上で、他にも色々とフィボナッチを使って値位置を算出してあります。太いピンク色のラインはエクスパンション(エクスパンションの使い方)。それ以外も5月9日以降に重要な値位置です。フィボナッチを使って算出してあります(使い方の基本はこちら)。

ただ、ギャンファンとエクスパンションが大きな値動きとして一番分かりやすくはないでしょうか。

Tradingview記事の転記。「ポンド円4時間足分析 - 値位置

ポンド円4時間足5月

こちらは4時間足のポンド円です。

GWも終わりですね。
ポンド円と日経平均に今月は注目しています。
GW明けはポンド円下落、日経平均持ち合いからのスタート。

そのポンド円は
164円より上は買い。そうでなければ売り。
162.3-162.5の戻り売りがベストですが、そうでなければ難しい展開。
158.7-159.7への下落を取るのが固そう。

それより下は
チャート形状として下落という事になります(ギャンファンでは)。
よって強固ではありますが割れた場合、156円台に強力な買い場は存在しています。

ちなみに164円を越えた場合は
165.6円 166.6円 167.3円 この3つの壁をクリアすると
170円手前まで行けます。

状況としては
ドル円が130円台をキープしていれば
130円-133円の間はポンド円も粘り強いでしょう。
130円以下になると、ポンドドルが頑張ってくれないと買う理由はありません。

ポンドドルは1.23より下に行くと
1.217 1.207 (ここが2020年安値近い76.4%)
そして1.189が安値割れまでの最終ラインとなります。

目標の1.23への下落を先週達成したので、
1.25より上に戻せば上昇という事になりますね。
※月内にそれがあるかないかが一つのポイントになります。

という事でポンド円の値位置分析でした。
結局ドル円とポンドドルの状況次第なので、
この2つを見定めて行きましょう!

詳しくはTradingviewでご覧下さい(記事は同じですが、チャートが動かせます)。

結果

ポンド円日足

https://3starter.com/wp-content/uploads/2021/02/fukidasi160-1.png

【追記】ポンド円はこの記事の後、162.18まで上昇後に156円へ。このチャートに書いておいた目標値を多く達成しましたね。今後は160円、162円、164円という3つの抵抗に気を付けて下さい。

ポンド円はポンドドルとドル円(当たり前!(笑))

上の記事にもあるように、ポンド円はポンドドル(GBPUSD)とドル円(USDJPY)の2市場を合わせて考えます。

よって、ポンド円(GBPJPY)自体のチャートはもちろんのこと、ポンドドルとドル円の値動きが一番重要です。

※至極当然の話をしているので、この点に異論はないでしょう。

そしてそのドル円は130円台をキープしているか?まずはこれをチェックすべきです。

次に、ポンドドルは下落目標値1.23を先週達成したので、これを割れて
ポンドドルが1.2を目指す展開か、1.25以上へ戻る(月足として陽線にもなり得る)展開か?の見定めが必要です。

難しい点。ユーロポンドと金利

ポンドドルは対米ドルだけではなく、対ユーロでも影響を受けた値動きをします(必然的にポンド円も)。つまり、ユーロポンドです。

今月、ユーロポンドは上昇すべき始値なので上昇中。

EURGBPは普段から持ち合いが多い市場ですが0.86を越えた場合、持ち合い上抜けという意味合いになるため、ポンド関連の買いはリスクが高いと言えます。

ユーロ圏とイギリスの金利差は現在、イギリスの方が政策金利として高い。ただこの影響はユーロポンドの値動きとして金利差が大した事がないからか(笑)所詮持ち合いなためか、あまり値動きとして反映されていません。

難しい点2。米国金利

米国金利の上昇によるドルストレートの下落が今年のテーマです。

ドル円は上昇し、ユーロドルとポンドドルが下落。ではポンド円は?

ドル円がどの程度上昇し、ポンドドルがどの程度下落するか。そのバランスが値動きに現れます。

上げ切ったドル円が130円を割れた時はポンド円としてもリスクが高いし、ドル円が上がったとしても代わりにポンドドルが下落を続けていればやはりリスクが高い。

つまりこの点が「金利がテーマの年」におけるクロス円の難しさでしょう。

その米国金利(10年債利回り)は3%を越えて、3.1%スタートでGW明けの相場が始まりました。

ドル円ならば、素直に金利の上げ下げに従うべきですが、ポンド円やユーロ円は上記の理由から少し話が変わってきます。

結局どうしたら良い?ポンド円

色々分かった上で、どうするのか。

チャート画像ライン

ポンド円のチャートを見て、値位置を越えたのか越えていないのかを見れば良いですね。

クロス円もそれ単体のチャートで間違っていない相応しい値動きになろうとします(相場の不思議)。

よって、最初に載せたチャートのようにその値動きにただ乗っていれば良いというのが結論です。

※だとしても今書いた事は最低限の知識なので知っておいた方が良い。全て当たり前の事実しか書いてありません。

それではまた。

リンク

ギャンスクエア・ギャンファンの使い方

ギャンファンの基本

ギャンファンの使い方はこちらの記事をご覧下さい。

※上のチャートの値位置で使用したものです。

Tradingview記事

ポンド円4時間足分析 - 値位置

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