「次回利上げはデータ次第」からのCPI・PPI
こんばんは。大野です。いよいよ、夏の相場も正念場です。
パウエル議長は前回FOMCで『次回利上げはデータ次第』と発言されました。
これは『経済指標の結果次第』で、もう一度利上げするかどうかが決まるかも?、という事。
そこで今回は経済指標のスケジュールから確認しておきたいと思います。
8月経済指標のスケジュール
8月10日21時半 | CPI(消費者物価指数) | 前年3%予想3.3% コア前年4.8%予想4.8% |
8月11日21時半 | PPI(生産者物価指数) | 前年0.1%予想0.7% コア前年2.4%予想2.3% |
8月16日夜中3時 | FOMC議事録 | ― |
8月24日~26日 | ジャクソンホール会議 | パウエル議長の発言に注目が集まる |
8月31日 | PCEデフレーター | 前年6.3%前月3.0% コア前年4.6%前月4.1% |
8月の重要な米国指標はこの5つ。
結局、物価の誘導目標2%へ近づけば『もう利上げは必要ない』とFRBが判断するのでは?と市場は予想し、そうなると
株価指数にとってはプラス材料、米ドルにとってはマイナス材料(ドル売り方向)。
逆に、『まだ全然インフレが収まらない!』となれば、もう一回利上げあるかも?というリスクが懸念され、
株価指数にとってマイナス材料、米ドルにとってはプラス材料(ドル買い)となる。
そもそも、金利を上げると次の影響があります。
- その国の通貨が買われやすくなる(金利が高い国の通貨は買われる)
- 企業側からすると借り入れしづらく、業績悪化の可能性(株の上昇を抑制)
だから、「データ次第」とパウエル議長が言葉を濁した以上
嫌でも指標発表の結果に我々は右往左往する事になるでしょう。
上に行くも下に行くも、ファンダメンタルズ分析次第というわけ。
相場のテクニカル
そんなわけで、結局は指標通りに動く事が予想されますが
テクニカル的な分かりやすいポイントをご説明しておきます。
フィボナッチでのポイント
- ドル円は140.2-.7円と142.7円の間の持ち合い
- ユーロドル1.096と1.1045の間の持ち合い
- ナスダック15283週で割れ サポート14678-14833 15528・15686レジスタンス
- 日経平均31726-31970サポート 30234-30692サポート 33000-33400レジスタンス
ドル円とユーロドルに関しては、ごめんなさい(笑)。フィボナッチでもないのですがポイントになります。
一旦、そんなところで今回は終わりにさせて頂き、
詳しくは私が今注目している
- ユーロドル
- ナスダック
について、勝ち方実戦編フリーパスプランの相場展望シリーズで配信します!
まとめ
とにかく、経済指標に特に注意を払う必要があるのが8月 9月です。
その前提の上で、取れるところを取って行きましょう!
また、日本のお盆と海外の夏休み前という特別な時期、
そして今週の日経SQと、来週の米国のSQを意識する必要があります。
それほど難しい話でもないので、
妙な値動きに巻き込まれないように夏のトレードはお気を付け下さい。
どんな思惑で動いているのかというのは
我々みたいな日本のトレーダーに分かりようもありません。
もっと大きく、複雑で、薄汚い連中が操っているのが相場です。
何だったら経済指標もコントロール下にありますからね(笑)。
それでまた。
素敵な休日をお過ごし下さい。
お休み期間中に、フィボナッチをマスターしませんか?