今日は日経平均を中心にお届けします!他、ドル円とナスダックも相場分析しています。
今年ももうすぐ終わりですね。とは言え年始が一番勝負を仕掛けた方が良いタイミングなので、持ち合いなら一旦休んで備えても良いかも知れません。
日本ではお正月はゆっくりしてチャートも見ない方が多いと思いますが、海外トレーダーは違います。正月こそ一気に勝負を掛けて一年分稼ごうとして来るので、大きな値幅を狙えます。
しかし今段階はレンジかラインブレイクになるかを見定めて、的確な売買をして行きましょう!
日経平均
まずは拡大図から。49394-49960が買い場、損切りは48677。米株が調子良くなっているので、押し目買いは成功しやすいでしょう。
次、上は50574-50639が抵抗帯。タイミングが良ければこの値位置でのショートも狙えます。
つまり、49500-50500の小レンジが予想されますが、ナスダック相場(後で書きます)がラインを上ブレイクしたので、少し上昇の値幅を確保出来る可能性ある事と、まだ日経平均は2番天井を越えておらずこのままでは切り下げ。
よって1つ上の51746-51560があり得ます。
もしも今年到達したらその後は押し目買い。49500と50500の2つの値位置で買いを試せます。損切りは変わらず48677。
このまま51500を一度も越えない場合は下です。その場合は、48677 49690の2つが売り場となるでしょう。
綺麗にフィボナッチファンにも乗って来ているので、大丈夫なような気がしますが、高値を越えない限りは持ち合いか下なので注意してください。
日経引きの図
小さいので拡大して見て頂いた方が良いと思います。先ほどの値位置帯の上下に目標値も出ております。
下は4000042000、上は54000、55000、56000そして59000-60000となっておりこれらは年間通しての目標値と考えられます。2026年ですね。
直近で気を付けなければならないのは、「一回高値を越えたけれど54000辺りで反落して上昇が終わるケース」。
こうなると、48000を割れてから下落相場になります。
私が一番警戒しているのはこのパターンで、よって今年中に高値を越えて売り場を作って来るのではないか?と考えています。もしもこの後そうなったら十分に警戒してください。
で、これがどういうパターンなのかと言うと、『売り逃げ』です。ヘッジファンドなどがひたすら売り続けて押し目買い勢を金に換えようと。買って来る人は幾らでもいるのだから米株や日経平均銘柄のショートを利食い出来ないという事は無いでしょう。
高値を一回も越えない場合もダメですが、「高値を越えてから安値を割れた場合」です。
一応言っておきましたからね。
ナスダック
ナスダックは25309を越えて終わったので、25200で押し目買い。損切りは24647。
利食いは25886と26174と26652です。
一度は上昇する必要がありますが、25886以上に付けてから25309割れ、24647割れになると下落します。23408まで。
ただ、2番天井を越えているのでおそらくは26778に行くでしょう。
この相場は以前に24000が買い場だとお伝えしてから、ずっとこのエクスパンションに沿って動いています。まだエリア内なので機能するはず。
ちなみに、私が相場分析で書いているのは、全て「エクスパンションの教科書」「極意書ストラテジーズ」に書いてある手法やルールです。この一年間ただルール通りに分析し、そのまま書いているだけです。
相場状況やイベント状況で憶測を入れる事もありますが、憶測は大抵間違えます(笑)。
それでも、週末の分析だけはルール通りの分析なので大体、言った通りになって来ませんでしたか?
ドル円
ドル円は前回「154.75までは下落する必要があるが、押し目買いだ」と書きました。そしてその通りになりました。
エクスパンションの理屈でここまで下落する必要があるのでそうなります。しかも先々週の終値は156.769より上で終わっているので週末時点で分かっている事です。
来週は2番天井を越えた以上、ターゲットの159.124を目指すはず。が、しかしあまりにも強い抵抗が158円台にはあります。
月足レベルの前の高値が158.874にあります。ここを越えるには相当パワーが必要なので、目標値達成が出来るかは分かりません。
押し目は157と156.272の間。156.6くらいが狙い目か?
上は158-158.4くらいで売り戻されるかも知れないのであまり追わない方が良いでしょう。
先に158.08以上に付けてから戻ったら、始値くらいまでしか買えないです。特に一気に159.124を付けたのなら、むしろ売り場です。
エクスパンションを引くと、上は158.623。今は利食いポイントの157.719。※良かったら下から上へ引いてみてください。
よって先に157以下に戻って再度157を越えた場合のみ買えるが、
先に158.623に付けて戻るとただの週足陰線になるので買えないという話です。
では長くなったのでこんなところで。
まとめ
クリスマスがあるので週前半しかトレードは出来ません。短期トレードで攻めるか、見送って年始からの値動きを取るか。
株価指数もドル円も高値を越える可能性が高いが、越えた後の状況によっては「それが天井だった」という事になりかねません。
そもそも今年初めからずっと言っている通り、2025年が天井になる可能性が高いという話でしたね。もしかしたら来年の前半まで持ち越すかも知れませんが、米国の利下げも緩やかになって行きます。
株価にとっては「利下げしない度にがっかり」する事になります。今後はほとんどのFOMCがそうなるし、労働市場は今や最悪の失業率。来年は気を付けたいですね。
そして今年はクリスマス前のあと数日だけチャンスがあります!また、この記事は自分が来週狙っているポイントをトレード手法通り分析しているだけなので、真似してほしいというわけではありません。売買は自分で考えて行ってください。当たり前ですが。
エクスパンションを使いこなせれば、この記事の内容位の事はチャートにもう書いてあるので、見ただけで分かります。
「エクスパンションの教科書」と、その元となったトレードルールが書いてある本「極意書ストラテジーズ」はぜひチェックしてください。
ストラテジーズは最近書き直したので、電子書籍版をお持ちの方は読み直しても面白いですよ。さらに特典動画を現在作成中です。
最後にTradingviewの日経平均に関する投稿リンクを載せておきます。
それではまた。
メリークリスマス☆
大野