今日はナスダック中心に記事をお届けしますが、ポイントはあくまでも「米国10年債利回り(US10Y)」にあります。
ナスダックの分析
今後の限界価格(ターゲット)としては、3万ポイント付近、または31600のFE(フィボナッチエクスパンション)1.272。このどちらかになると考えています。
個別銘柄の動向と今後の戦略
好決算でも下落しているNVIDIAはそろそろ天井を迎えた可能性が高く、アップルやアルファベット(Google)もかなり上昇がきつくなっています。この状況を踏まえると、ナスダックに残された上昇余地はわずかです。
- 買い手の方:これからの追撃買いは控え、確実に利食いをしておくか、ストップロスを安値の下にきっちり置いてリスク管理を徹底してください。
- CFDトレーダーの方:天井からのショート(売り)を狙える絶好のポイントが近づいています。
また、27000にあるラインを割れると下落が確定するため、その時を待ってから仕掛けても遅くはありません。次の大きなイベントは6月になるため、少し様子を見る時間が必要になるかもしれません。
今後、US10Y(米国10年債利回り)が跳ねる事があれば、それがナスダックが売られる決定的な引き金になるでしょう。
なお、ここから下落が始まっても、エリオット波動の「次が第4波」であることを考慮すれば、恐れるほどの大暴落にはならず、せいぜい2万ポイントまでの調整に留まると分析しています。
なぜニュースの前に「31600」などの具体的な目標値が分かるのか?その算出に使っているツールの本質を学びたい方は、以下の記事をご覧ください。
フィボナッチエクスパンションの引き方と使い方【完全版】
US10Yのチャート
4.23%を割れるか、それとも4.8%を超えるか。
テクニカルとしてはそれで流れが決まります。つまり今の状態はどちらにも決定していないので、今後「株価指数が下落する・上昇する」「米ドルが上昇する・下落する」どちらのパターンを選ぶのかは決まっていません。
ただ、今週の週終値からは「来週、4.512%または4.4%割れまでUS10Yが下落する可能性が高い」事が分かります。
なのでもう少し株価指数が上値を追って、ユーロドルが反発する事になるのですが、各チャートとしては決定打となるレートのブレイクはありません。
ドル円の分析
ドル円は162.7を目指しているが、介入によってまだ到達していません。
先ほどのUS10Yが4.2%などになればもちろん下落するものの、現在4.6%付近ではドル円も高値で粘る事になります。ましてや5%を越えて行くようなら上の目標値に到達出来るでしょう。
ドル円の場合は単純に米ドル価値だけでは動かないので厄介で、たとえドルが売られても円も下がる事で高値をキープします。
その円が反転していないのですが、6月には利上げするのではないか?という目論見が広がっています。利上げのタイミングではさすがに(笑)売られる可能性が高いと言えます。
ただし、米国も新FRB議長ウォーシュ氏の初会見が6月17日にあるので、前日16日の日銀金融政策決定会合では決定的な動きになりづらいです。結局アメリカのかじ取り次第。
つまり、6月の会見で、「利下げなんてあり得ない!むしろ利上げを検討している」と話せば株価指数が下落し、ドル円はまた上昇。
そうでなければ日銀の利上げの効果でドル円は多少売られるでしょう。
今は、10年債利回りと円インデックスの状況を見て考えるしかありません。
日経平均の分析
今週の日経平均は、高値付近まで上昇するも越えられませんでした。
上に2つ目標値が見えますね?
64,820、66,102
付けずに61,716を割れたら結構な大暴落が決定。
64,820に付けてから66,000には付けずに下落したら57,357での押し目買い。
66,102も付けてから下落したら52,509まで売れます。
分かりやすいですが、ただし
高値を越えるかどうかは週明けの動きを見て判断したいですね。
まとめ
今週金曜日のウォーシュ新議長の宣誓式でのタカ派発言によって株価指数が下落するかと思いましたが、引けにかけての多少の下落で済みました。
さて、この後残っている目標値をナスダックや日経平均が試すのか?
または、6月半ばのFOMCと日銀金融政策決定会合では「米利下げ無し、日本利上げ予想」という、
両方の株価指数にとってマイナスの予定のため、それを見越して売りが始まるのか?
これらが焦点です。
そして最終的な答えはUS10Yが4.8%を越えるのか、または4.23%を割れるのかで決まります。
ちょっと難しい話でしたが、これを読んでいる頭の良い方々には理解出来ているでしょう。
それでは素敵な休日を!
スリースタータードットジェーピー 大野