今日はドル円と株価指数分析☆
ドル円日足チャートです。
ドル円はFOMCと日銀金融政策決定会合で反発しました。それまでは下落していて145.8へ。その後反発です。
Tradingview記事を書きましたのでご覧ください。→記事へ
FOMC前の下落は予定通りでした。145.8円へ付けてから上下が決まると言っていたように、まずはこの値位置へ行かないと始まりません。なので、そこまでは売っていたけれども私は145.8円で買いに切り替えました。
FOMCの時買えましたか?
※ポイントが145.8と144だとお伝えしてあるので、メルマガで読んでいる方は買えている事でしょう。
今後は・・
- 147.2-147.5がサポートのエリア
- 148.6-148.7がレジスタンスのエリア
となっています。
引きの図(日足)を載せておきます。
ドル円日足の拡大図です。
今はC波。C波の頂点が150.8なのか、もう一度更新して151.5へ行けるのか?がポイントです。
判断基準は色々あります。
この記事の一番下と、Tradingview記事にも書きましたが
今書いた事だけで言えば「サポートとレジスタンスのエリアを抜けるかどうか」。
※特に週や月の終値確定で。
今段階は抜けていないわけなので、持ち合い。
DXYや米国2年債利回りもラインを突破出来ませんでしたので、現段階の判断では
ドル円もレジスタンスのエリアで一度は売り戻されるでしょう。
- DXYや米国2年債利回りがそのまま下値を割れるならドル円も終了です。
- これらの市場が突破したなら、再度150円台を目指せます。
ただし、次の株価指数が暴落を開始してしまったらそれまで!となる可能性が高いでしょう。
日経平均とナスダックは調子良いが続くか?
再度割れて来なければ良いのですが買いのタイミングが終わってしまっているので、追撃で買うのは厳しい。
前から言っていたのは「24000台までは買える」でした。
もう24000台後半なので、チキンレースの最後ですね(笑)。今年の目標値は最大26000台ですが怖すぎるでしょう。
- 下落は24533を割れてからの判断でOK。
- 長期的な戻りは21500-22600がサポートエリア。
日経7波か?(笑)
素晴らしいですね。
ただ、上がると日銀がETFを利食いしてくるので(笑)、いずれはなぜか株価の上昇を阻止しようとする日本政府によってやられてしまうのでしょうね。
日銀のETF売却について
- 日銀のETF保有残高が37兆円(購入時の金額で)、そして年間3300億円(時価6200億円)程度を毎年売却する(日銀の説明)日銀のETF売却について(Bloomberg)
この処分に100年くらい掛かる想定だという事です。
日銀がなぜ今、このETF売却の決定を下したのか、真相は分かりませんが
9/19時点での含み益は52兆円あるようです。(第一生命経済研究所)
(ここからは感想ですが)
このタイミングで売却決定を発表した事について考えられる理由は2つ。
- 日本の株が調子良く上がると困る、嫌だと考えるグループがいる。
- 政府が今後の下落を見通しており、高値で利益を確定したい。
→しかしさすがに株となると、企業にとってマイナスの判断でしかないのでドル円の時のようにはいかない。よって、100年掛かるといって反感を抑えている。
こんなところでしょうか。
前向きにこの話を捉えるなら、100年間は政府が購入した金額の平均レート以下に日経平均が下がる事はないとも言えます。
平均取得単価は「18,957.73円」だそうです。
なぜなら、政府がそんな失態を犯すはずがないからです。
※ドル円も150円、160円台で大幅な利食いを完了させた過去があります。
ただし、本当にルールを守って年間3300億円(現在の時価で6200億円)ずつ利食いするのならの話です。実際は高値で利食いして来ると思いますが。だから上がる度に日本政府自体が上値を抑えてくる。
※上に書いたもう一つの理由については深く触れないでおきますが(笑)、自国の株価上昇を食い止めようとする行動には違和感を感じます。
ファーストリテイリングが不憫でなりません。(9/19金発表のあった日、48330円の始値から3000円程度株価下落)
日経の重要な値位置
- そんな日経は今年最大48000円台目標なのですが44000円割れには注意してください。
- サポートは42000円です(ざっくり書くと)。
※詳しくは上の図を拡大して見てください
正直上昇5波はとっくに終わっていると思いますが、7波目に突入!
ただ、44000円は1970年-2009年規模の安値からの目標値です。
※だからこの値位置を終値で割れるかどうかが重要(特に年末時点で)。
目標値はこの記事では全て、フィボナッチエクスパンション(FE)で書いてあります。リトレースメントや仕込み手法も含めた分析を知りたい方は毎週動画配信しているのでそちらをご覧ください。今週は「相場展望シリーズ」「週間展望コンサルプラン」を同時配信しました。
ドル円と株価指数の関係
Tradingview記事に書きましたが、
ドル円の動きは次の3つ
- 米国2年債利回り
- ドルインデックス
- 株価指数(ナスダックと日経平均)
の影響を受けています。
もちろん他に、
- クロス円の上昇めどが各市場でまだあるか?
- 円インデックスの下落幅がまだあるか?(ほんとギリギリ)
も影響します。
そのため、ドル円チャートを一生懸命分析したところで分かるはずがないですね。
ドル円は忖度の通貨ペアなので(笑)、力を持つ人間の意向で動きます。
政府や輸出企業は円安を望み、米国は円高を望む。
クロス円のチャートが整合性が取れるようにしなければならないし、
株価指数が上昇する時に下落するわけにもいかない。
ユーロドルや金とは逆方向に動く必要があるけれども、
米国金利とも連動しなければならない。
だから、
- マーケット全体を見て
- 何が望まれているのか?
- テクニカル的な限界はどこなのか?
を考える必要があります。
※チャートの整合性やテクニカル的限界とは、ダウ理論やフィボナッチの理屈に沿うかという事です。
この点も覚えておいてください。
取り敢えず今はDXYとUS02Yがレジスタンスのラインを突破して、金とユーロドルが停滞し、円インデックスがギリギリの安値を継続して攻めつつ、株価指数が下落しないのならドル円は上昇するという事になります。
※今週は「相場展望シリーズ」「週間展望コンサルプラン」を同時配信しました。会員様は今後の展開について話したのでご覧ください。オンライン学習コースかメンバーサイトでご覧になれます。
それではまた。
スリースタータードットジェーピー 大野